【注意喚起】ブラジルでメタノール混入酒による中毒が拡大!出所不明の蒸留酒は飲まないで
- F.T.S.Turismo

- 10月10日
- 読了時間: 2分
ブラジル各地で、メタノールが混入したアルコール飲料による中毒事例が増えています。2025年10月9日時点で、保健省の報告によると、確定中毒例は24件に達し、死亡者は5人に上っています。さらに、調査中の疑い例は235件あり、特にサンパウロ州での発生が集中しています。

■ 被害の州別状況
サンパウロ州:確定例20件、疑い例181件
パラナ州:確定例3件、疑い例5件
リオグランデ・ド・スル州:確定例1件、疑い例4件
その他、ペルナンブコ州、リオデジャネイロ州、マトグロッソ・ド・スル州、ピアウイ州などでも疑い例あり
死亡者はサンパウロ州を中心に、サンパウロ市・サンベルナルド・ド・カンポ・オザスコで確認されています。
■ メタノールとは?
メタノールは工業用アルコールで、通常の飲用には適さない有毒物質です。摂取すると体内で有害物質(ホルムアルデヒドやギ酸)に変化し、視覚障害や失明、代謝異常、さらには死に至る危険があります。初期症状は以下の通りです:
吐き気・嘔吐
腹痛
頭痛・めまい
発汗
視覚のかすみ・失明
症状が出た場合はすぐに医療機関で治療を受ける必要があります。
■ 安全な飲酒のために
今回の事件を受け、ブラジル保健省は以下の注意喚起を出しています:
出所がはっきりしない蒸留酒(ウオッカ・ウイスキー・ジンなど)は飲まない
少しでも体調に異変を感じたら、すぐに医療機関へ
子どもや高齢者は特に注意
また、ブラジル政府は解毒剤として医療用エタノールを配布し、州政府は偽造酒の押収・調査を進めています。
■ 消費者・業界への影響
事件を受けて、サンパウロ州のバーやレストランでは蒸留酒の売上が一部で最大50%減少。一方で、ビールやワインなど醸造酒の注文が増える傾向にあります。
■ まとめ
今回の事件は、身近な飲料が一瞬で命の危険になる可能性を示す深刻な事案です。ブラジル滞在中・滞在予定の方は、必ず信頼できる販売元からの飲料を選び、出所不明の蒸留酒は避けることが大切です。
健康と安全を守るために、最新情報を確認しつつ注意を怠らないようにしましょう。
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