Fez
フェズ
混沌とした迷路のような街並みから迷宮都市とも呼ばれているフェズ。モロッコの4つの帝国首都の中で最も古く、他の都市と同様に、フランスが建設したヴィルヌーベル(外観と都市生活は親しみやすく現代的)を備えていますが、フェズの100万人を超える住人の約4分の1は、電気と観光客以外に、西洋の影響をほとんど受けていない、並外れたメディナ「フェズ・エル・パリ」に住み続けています。
フェズ・エル・バリ
誰もを魅了する迷宮都市
この古代のメディナは「古いフェズ」と訳され、メディナに一歩足を踏み入れると迷宮のような街が広がることが魅力の一つです。このような狭い通りや路地が入り込んだ迷路のような街並みの一部は、メディナが建設された中世以来変わっていません。ここには、マドラサ、フォンドゥーク、宮殿、住宅、モスク、世界最古の大学の1つであるアルカイラウィン大学など、数多くの歴史的建造物があります。
Souks
オープンマーケットで旅のとっておきを見つけよう
Tannerie | タンネリ
フェズの皮なめし工場の歴史は中世にまで遡り、市内の皮革の大部分を担っています。生皮はタンクに運ばれ、なめし職人は皮を踏み、やわらかく順応性があり、綺麗な色に染まるまで何時間も作業します。フェズでは、このような革をなめす興味深いプロセスをご見学いただけます。
メリニデスの墓
Tombs of the Merinids
メディナの外にあるマリーン朝王室の墓地は、リフ山脈と中部アトラス山脈を見渡せる丘の上にあります。にぎやかなフェズの街のすぐ上の丘に位置するこの墓については、14世紀に建てられたという事実以外、ほとんど何もわかっていません。マリーン朝は13世紀から15世紀にかけて権力を握り、モロッコの歴史に深い足跡を残しました。フェズの街を見下ろす墓はマリーン朝の統治時代に建てられた数多くの建造物の1つです。元々の装飾はほとんど残っておらず、だれが埋葬されているのかもほとんどわかっていませんが、この謎は年々多くの観光客を惹きつけています。
Meknes
メクネス
日帰り
Trip
フェズから60KM、モロッコの内陸にあるメクネスは、17世紀にアラウィ―朝のスルタン、ムーレイ・イスマーイールによって首都となった都市です。エル・メディメ広場には、スペイン・ムーア美術の傑作のひとつである、バブ・マンスールがあり、メディナへの入り口となっています。ユネスコ世界遺産リストに登録されている魅力あふれる街を是非訪れてみてください。